2022年、ニューヨークで個展を開催した寺床さんの作品は、大胆なのにあたたかで、濃厚なのに軽やかな印象を与える洒脱な作風です。
てらいのない構図とカラフルさは、ファッショナブルでリズミカルでもあり、体の底から元気を貰えます。
頭ではなく、女性ならではの豊かな感性が描き出す、色彩豊かな面と曲線。そこから生まれくる心地よい浮遊感と なつかしい″ゆらぎ” は、皆さんに存分にご堪能ただけました。
日本人離れしたカラフルでおおらかな作風で知られる銅版画家・山宮さんは、銀座和光の月刊情報誌の表紙やNHKラジオ講座テキストの表紙画などでも知られ、またスペイン・カダケスの国際ミニプリント展でグランプリを受賞するなど幅広く活躍されています。今回の個展では日常をモチーフにした銅版画作品、和光の月刊情報誌を飾った表紙の原画の他、異国情緒たっぷりのオブジェ等も展示致しました。
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東京で長くイラストレーターをされていた藤田さんは、現在、新潟県燕市に在住しながらアート活動を続けています。独特のワイヤー作品はダイナミックなものから異国情緒を醸し出すものまで幅広く、沢山のファンがいらっしゃいます。
また、崖の上にある古びた街並みを思わせる流木アートは、現在海外でも人気を博し注目を集めています。
長いキャリアながら独自のペースで活躍されている藤田さんの展覧会、ワクワク感いっぱいながらも大変見応えのあるものでした。